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みなさんこんにちは。早いもので今年もあと1カ月半になりました。思っていた通り、今年も秋が短く冬に突入しそうですので、早めに近場の紅葉を探しに行きたいものです。今月は毎年恒例の芋ほりでした。糸島の会員さんのところで6月に苗植えしたものです。その後いつものように夢季家に帰ってきてワイワイガヤガヤみんなで楽しいバーベキューでした。60代の会員さんは芋掘り初参加、初体験でほんとに大変楽しんで帰られました。また来年のFP21イベントには参加してくださるといいと思っています。
さて、今回は私たちも気をつけておかないといけない認知症のお話です。現在筑波大学附属病院の本山輝幸先生のお話によると、認知症には必ずMCI(軽度認知障害)という初期の段階があるそうで、これを放置しておくと6年以内に8割の方が認知症に進むそうです。しかしこのMCIの段階なら認知症の発症は防げるそうなのです。その大変重要なカギとなるのが「感覚神経を正常にさせる」こと。感覚神経が鈍くなっていくとMCIになり認知症になることがわかったというのです。
「感覚神経」と聞いてもピンときませんよね。
先生はなぜそういう結論にたどりついたのでしょうか。国から認知症予防プロジェクトの研究員を任された先生は次のような試みをしました。健常者とMCIの人たちの両者を数人集めそれぞれにスクワットをしてもらったところ、健常者は20回30回とやっていくと「太ももが痛くてもうできません。」と言い出しますが、MCIの人たちは「全く痛くありません。「まだまだ大丈夫です。」とずっとスクワットをやっているらしいのです。つまり、感覚神経が鈍って脳が「きついのを判断できない」のではないかと考えたそうです。認知症が進行すると徘徊が増え、かなり遠くまで歩いていってしまうのは体が疲労困憊でも脳が気付かないためだということなのです。
そこで先生は運動中の筋刺激を感じられなかったMCIの人たちにこの「強めの筋トレ」をしたところ、3ヶ月後には全員が筋トレ中の筋刺激を感じられるようになったそうです。また認知機能を調べたところ、MCIだったのが全員正常に戻り、記憶能力に関しては2.5倍にもなり、他の認知機能も全て正常レベルに。健常な高齢者においても筋トレすることで1.5倍の記憶能力の向上が見られたそうです。
アルツハイマー病予防への新たな洞察と言う論文によると、米国、ボリビアで暮らす先住民たちは、昔ながらの自給自足の生活をしていて、文明の利器を使っていないのでむかしの日本人のように体を動かすことが多く、認知症は0.6%、なんでも便利になった日本は17%。
わりと運動習慣が身についている米国でも11%。近代化により暮らしが楽になり、体も使わなくなったため感覚神経が鈍りMCIが増えたというわけです。

これは「間違いだらけの日本医療」という本に掲載されていたもので、
脳と筋トレの間にこんなに関係があるとは夢にも思いませんでした。
同時に本山輝幸先生の記事は、わたしにとって非常に興味深い内容でした。
次回続きをお話ししましょう。