笑顔のブログ

ウルグアイのムヒカ元大統領

2025年7月15日  

みなさんこんにちは。九州北部も梅雨入りし、これからひと月は、じめじめした日々が続くと思います。近頃の梅雨は昔と違いしとしとした雨が降るのではなく、ここ数年は毎年と言っていいほどどこかで災害が発生しています。昨日も南九州では今年初めて線状降水帯発生の発表があり、鹿児島の指宿では400ミリ以上の雨量だったそうです。日本の1年間の平均降水量は1500ミリですからたった一日で400ミリはたいへんな雨量です。台風はともかく、梅雨どき特に九州では必ず大きな災害が起こっていますので、今年は大きな被害にならないよう願うばかりです。夢季家の前の道が1度土砂崩れになり通れなくなったことがあったので、それも大変心配です。

さて、清貧な暮らしぶりから「世界一貧しい大統領」として知られていたウルグアイのホセムヒカ元大統領が先月お亡くなりになりました。彼は報酬の大半を困っている人々に寄付して、自身は妻と2人で農場で暮らす傍ら、公務にあたり質素な生活ぶりは日本でも人気を集め、また「ペペ」の相性で国民から大変親しまれていました。2012年地球環境をテーマにした国連会議で、彼の有名な演説は「貧しい人とはものを少ししか持たない人ではなく、欲が無限でいくらあっても満足しない人のことだ」。今の現代社会の物質主義に警鐘を鳴らし、多くの人の心を揺さぶり私たちを考えさせる言葉です。それと違い今、言いたい放題のどこかの指導者には到底届かない言葉でしょう。自分だけが正しいと周囲を非難しまくる姿がもう「こっけい」に見える方も多いでしょう。わたしがもしその国民であれば恥ずかしくてたまらない気持ちになると思います。

ムヒカさんは、またこうも言っています「愛する人と過ごす時間、自由な時間こそが人生。発展するためではなく、幸せになるために生まれてきた。自分だけでなく、誰もが幸せに。富を独り占めする愚かなものには決してなってはいけない」と。

2016年には、広島の平和記念会館など訪問され、原爆資料館を見学後「私たちは過去の過ちから学んだだろうか」と記帳されたそうです。それから日本人を「勤勉でとても優しい人たち。大切な時は団結力を発揮する人々」と評しました。

 

ムヒカさんはわたしが尊敬する人のひとりです。わたしはムヒカさんの足元の足元にもおよびませんが、何かしら困っているところに常々応援したいと思っていました。今は施設の子どもたちに実家便を送る「公益財団法人あいである」、故中村哲医師率いる「ペシャワール会」、「国連のUNHCR協会」、「ユニセフマンスリーサポート」、「ユニセフマンスリーSFアフリカ」、保護犬事業などの「ピースウィンズジャパン」、「いとうづの森」、「動物里親の会」、「ワールドギフト」などに微力ですが支援を続けています。

6月15日


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