2017年1月4日  

みなさんこんにちは。今年もあと幾日で終わりです。おおきな自然災害もあり周辺の方々は大変な1年を過ごされたことと思います。私のほうはなんとか大病もせず穏やかな1年でした。ありがたいことです。12月旬の会、木皿セミナーもみなさんのご協力でたいへん楽しい時間を過ごすことができました。夢季家で今年柿が不作だったことを知って久留米の深山先生が本場の美味しい美味しい柿をたくさん持ってきてくださりみんなでいただきました。２月から始まる年間の「お祭り表」も毎月毎月無事に終わり、残すところ１月のイベントだけとなりました。みなさん本当にありがとうございました。そこでお知らせですが来年春のお彼岸頃までふぐ料理が人気です。来年1月のイベントも「ふぐかに合戦」ですが会員のみなさんはご家族やお友達、職場のグループなどで夢季家を貸し切りで利用できます。予約していただきますと井上料理長が腕をふるってくれますので格安でコース料理が楽しめます。ご希望の方はほりえまでご連絡ください。

さてわたしは3年ほど前から「老子の生き方」を自分なりに学ばせていただいておりますが、今では私にとって人生の杖のようなありがたいものになっているような気がしてなりません。老子の時代は日本ではまだ稲作も始まっていないころで、その「老子の教え」は現代よりもさらに混沌とした時代に誕生し歴史の荒波に揉まれながらも消滅することなく今日まで伝え継がれてきた中国の古代哲学のひとつです。その「老子」の教えと出会ってわずか3年ですが私の価値観も生き方も考え方もすいぶん変化しました。そして「頑張らない」「欲張らない」日々を過ごしています。私たちは子供の頃からずっと「辛くても努力し続けることが大切だ」とか「努力は実る」とか教えられてきました。老子の教えでは「何もしないようでしかも全てを成し遂げる」という一見不思議なものです。「何んにも一切しないでぼーっとしている」ことではありません。「積極的に行う」ことではなく「ゆるく成功する」秘訣をおしえています。「ほどほど」が大切だと言うことです。それともうひとつ大切なことは「足るを知る」ことだとおしえています。「今の自分でちょうどいい。足るを知らずにむさぼり続ける事はいつか必ず破滅を招くことになる。」のだと。人間らしく生きるにはどのような生き方をすればよいのかをわたしはずっと考えています。地位や名誉や財産は身の丈にあったものでじゅうぶん。それよりもまず自分の身体と心が健康で、仲良く暮すことができ、正しく生きていけたらこれ以上の幸せはありません。 来年は老子の勉強会を月一回開催する予定にしておりますご興味のある方は是非ご参加下さい。