2017年12月25日  

みなさんこんにちは。ようやく冬らしくなってきました。夢季家に朝、到着して温風ヒーターのスイッチを入れると室内温度なんと2度。それから設定温度を20度にしますが室温は10度になるのが精いっぱい。それ以上には上がりません。なのでみんな朝から暖かいジャケットで身を固め朝礼、仕事開始です。

また、今年も皆様のおかげでお祭り表のイベントも「旬を味わう会」も無事終わり楽しい思い出がたくさんできました。夢季家に来てから、はや10年になりますが会員の方一人ひとりの力のおおかげで「お祭り表」にあるイベントが毎年なんとか滞りなくできるようになりました。みなさん本当に本当にありがとうございました。

 

さて、私にとっての今年の大きな出来事は大切な同級生がガンで亡くなったことです。ここ2,3年でわたしの周りの方が数人ガンで亡くなっています。私も検診は毎年していますが先日の検診で「ある数値が高い」と言われたので一泊二日の入院をし細胞を採って検査をする「生検」を受けました。幸い異常はありませんでした。突然「がんですね。」と言われてもおかしくはない年齢です。いろいろドクターの話を伺ってみると日本はがん治療においては後進国だということがよく言われます。ドクターによると日本の国民はがんに対してかなり無知だということです。「抗がん剤」と聞くとたいそうな薬のように聞こえますが「がんを治す」ことも「延命効果」もあまり期待できない劇薬だと書かれている本はたくさんあるようです。抗がん剤で生存率が向上するのはわずか1割位で9割の固形ガン(胃ガン肺ガン子宮ガンなど)には延命効果を示す証拠はないとある先生は言っています。またわたしの同級生であるドクターはこう話しています。「ステージⅣで治らない患者でもおおきな病院に入院すると外科医は切ろうとするし内科医は抗がん剤を使おうとする。それによって逆に死期を早めたり副作用により残り少ない大事な時間を苦痛の中ですごさなければならなくなったりしてしまう。ボクなら緩和ケアを勧める。それによりガンによる苦痛をうまく調整しながら残った時間をより有意義に過ごすという選択肢もあっていいんじゃなかろうか。」と。

 

「ガンだったら切る」と言うイメージも近頃変わってきているようです。「今わたしは全身がガンです。」と言っておられた樹木希林さんはがんを「治す」のではなく治療らしい治療はせずに「ガンとどう共に生きるか」を考える毎日を過ごしお仕事もされているようです。

さぁどうしたらいいでしょう、がん治療。

 

今年一年わたしのつたない原稿を読んでいただきありがとうございました。


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