2020年4月9日  

みなさんこんにちは。3月に入り春の匂いが日に日に増してきました、満開の梅の花に毎年やってくるたくさんのメジロたち。おいしい蜜を求め飛び回っています。またウグイスの今年の第一声は3月1日でした。福岡の桜の開花予定は3月16日でお彼岸がやってくるといよいよ春本番です。中国、ダイヤモンドプリンセスから始まったコロナウィルスの感染も全国、全世界に広がりつつあり、先週は私が住んでいる北九州市でも感染者が見つかりました。FP21でも今月の「寺子屋セミナー」と「旬を味わう会」が中止になりました。
病院や施設関係者等のマスク不足が大変心配です。
さて今回から「老子の勉強会」をテーマに書いていきたいと思います。今回は私が1番思っている「足るを知る」です。これは「ほどほどのところで満足とする」と言う消極的な意味とは違い、まずは私たちがこうして「生きている」「生かされている」ということに満足し感謝するということです。ついつい人は自分の「内側に」ではなく「外に」ばかり目を向けがちです。「自分にないもの」や「まだ足りないもの」や「欲しいもの」を求め常に不満ばかり抱えて生きていることが多いように思います。以前私もそうでした。でも今は、おかげで何事にもできるだけ執着せずお金よりもまず自分の身体と健康を大切にし今与えられている事や物、例えば「1日の食事」や「なすべき仕事を与えられていること」などに感謝するばかりです。そう思うようになって何故か心の中の重みや悩みが「すーっと」消えたような実感があります。「知足」とは「足るを知ることで心は穏やかに保たれ心安らかに生きるための最上の知恵だ。」ということがブッタの教えにもあるそうです。また老子も「満足することを知るものは心豊かに暮らすことができる」とブッタと同じことを言っています。
わたしは学んだことをできるだけ日常生活で実践するように心がけています。ものごとのとらえ方なのですぐに変わることではないかもしれませんが、みなさんも試してみられてはどうでしょうか。


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