2020年7月25日  

3月に書いた原稿がアップされずに「下書き」に残ったままでした。以下のブログは3月の世の中の様子から始まります。すみません。

みなさんこんにちは。暖かい春の日差しの中、小鳥たちのさえずりで賑やかな今日この頃です。桜も先週あたりで満開、夢季家ではチューリップ、黄色のフリージアが満開でツツジは今にも咲きそうでたくさんのつぼみが出番を待っています。池では「メダカの学校」が何クラスもできています。今年初めてのたけのこの収穫は4月4日で、早速会員さんが夢季家に来られ「掘りたて茹でたてたけのこ」を持って帰られました。破竹もあるので5月中旬までお配りできます。いつでも「欲しい」とご一報ください。

さて世界中が新型コロナウイルスで大変にことになっています。福岡も非常事態宣言地域になりました。じわじわとコロナが「身近に」感じられて、いつ感染してもおかしくないように思えてきました。私はひと月ほど前から人混みは避け公共の乗り物にも乗っていません。移動にはよくJRとバスを利用していたのですが、今では全て車です。距離が遠く車で行くのが大変なところへは行かないようにしています。そのようなことをひと月ほどやっていると今回の「不要不急の外出」の意味をあらためて考えさせられました。これまでとは違う本当の意味での「正しい生き方」に少し気付いたような気がします。今の私たちの生活を振り返るとどうでしょう。よそがよく見え、食べ物にも着るものにも住むところに満足せず、もっとおいしいもの、もっと便利な道具、もっといい暮らしを求め、あてにならない情報に惑わされ、あっちへ行きこっちへ行き・・。そもそも日本は自分の村に住み、村で収穫できるものを食べ、村の祭りを楽しみ、無駄な争いをせずに暮らし、質素でもそれを「ゆたかな暮らし」だと思って生きてきました。今回の非常事態宣言はこれまで「当たり前」だと思っていた日常がじつは「ありがたいこと」だったんだと気付くきっかけになったような気がします。会社に行けばお給料がもらえるのがあたりまえ。子供は学校や幼稚園が預かってくれるのがあたりまえ。レストランに行けばおいしい食事ができるのがあたりまえ。仕事帰りに仲間と飲みに行けるところがあるのがあたりまえ。いつでもみんなでわいわいと旅行に行けるのがあたりまえ。今回のコロナは、そんな豊な暮らしに気付くことなく不平ばかり並べていた私たちへの警鐘だったのかもしれないと思ったりもします。

そんなちょっとしたことに気付くだけで私たちはいきなり「豊かな」人生を手に入れることができるのかもしれません。もしそのようにちょっと視点を変えるだけで「しあわせ」になれたらこんなにありがたいことはないですよね。


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