2020年7月10日  

みなさんこんにちは。ただいま九州は梅雨の真っ只中、鹿児島、熊本、長崎、佐賀、福岡の各地で大雨特別警報が出たかと思うと翌日には岐阜、長野で相次ぐ河川の氾濫や土砂崩れ。大変な被害が出て一時4000人位の方が孤立状態となっていました。ここのところ毎年のように大きな自然災害が起こり各地で被害がでています。間違いなく地球規模での自然環境の変化が原因なのだと思われます。私たち人間は自分たちの都合のいいように自然を征服しようとありとあらゆることをやってきました。これだけ毎年のように被害がでると、そうしてきたことに対する自然からの反撃のように思えます。これからは自然を受け入れ大切にする生き方にシフトしていく、もうそのような時期のような気がします。今「エコバッグ」という単語を頻繁に耳にします。でも考えてみると私が幼少の頃は各家庭に「買い物かご」が必ずありました。母は必ずそれを持って買い物に出かけ、お店の方が新聞紙に包んでくれた魚や野菜をそれに入れていました。ストローもプラスチックではなく麦わらや紙のストローでした。今また世界はそこに回帰しようとしているようです。高度経済成長でさまざまなことを体験してきた私たちは、ここで立ち止まり学習し、一人一人が少しでも自然を守ろうという意識のもとにそのような行動をしていけば、きっと新しい良い環境に戻れると思います。子どもや孫たちのためにもがんばろうではありませんか。

さて松下幸之助の言葉に「人間の力はせいぜい10%、あとは天地自然の理に従うこと。」があります。周囲から尊敬されたり多くの人に慕われるような人は「意図的」に何かをやったり「企てたり」せず、ただただ天地自然の力を信じて生きていくものだそうです。先日もこれと同じような言葉を目にしました。「行雲流水(こううんりゅうすい)」です。これは「空行く雲や流れる水のように深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動すること。」また「一定の形にとらわれずに自然の成り行きにまかせよどみがないこと。」という意味のようです。雲も意志を持たず風に身をまかせて動き、水も自然の流れに身を任せて上から下へ流れています。私たちも自力が10%で残りは「天地自然の理」に任せて人生の旅をしたいものです。そうするときっと人生はうまくいくような気がします。

 


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