笑顔のブログ

「無為自然」の生き方とは

2024年5月12日  

みなさんこんにちは。5月になり少し汗ばむ陽気になりましたが、今年のゴールデンウィークはみなさんどのように過ごされましたでしょうか?夢季家では午前中はウグイスたちが「ホーホケキョ・ケキョ・ケキョ」と自分の存在を猛アピールしています。池のメダカ達と一緒にアメンボ達も参加し、あっち行きこっち行き遊んでいます。

ところで今年のタケノコですが、今までイノシシさんに先を越されていたことはあったようですが、今年は野口さんの「タケノコ山」に「人間の侵入者」があり、ごっそり持っていかれたようです。無断で立ち入らないように立札を立てたそうなので、これから収穫できる「マタケ」に期待しています。6月1日のイベントは「芋の苗植え」「バーベキュー」夜は夢季家で「ホタル鑑賞」ですので、ぜひごみなさんご参加ください。

 

さて、先日は月一度の「老子の会」でした。毎回順番で老子の本からテーマを取り出し、そのテーマについて意見を述べ合います。

先日は老子が言う「道」がテーマでした。「道」とは「無為自然の生き方」のことです。「なすことをなくおのずから然り」つまり「作為的な行いは一切しないで、無理なこともせず、あるがままにおのずとそうなっていくような生き方や心の持ち方」のようです。

これは人の生き方だけでなく、政治のあり方の理想として「無為の政治」がよいと老子は言っています。リーダーシップでもそうかもしれません。トップがやたら企てて周りを動かそうとしても長続きはせず、そうではなく自然にまかせておいた方が周囲は力を発揮し、動き長続きするようです。

それには①人と争わないこと ②満足することを知り、心の豊かさを得ること ③自然な姿になること。

このように「無為自然」に身を置くことで「無欲、無心、謙虚、柔軟、柔弱」などの「徳」が身に付くそうです。

今世界では戦争の報道が多々あります。アメリカの大学生たちが立ち上がりデモをしている中、戦地の子供たちが大学生たちに感謝の言葉を送っている映像がテレビで流れていました。戦争の目的は「お金」「地位」「名誉」。わずかな人間のそんな「欲」のために本当に多くの人が命を失い、子供たちの命まで奪っています。

このような世界を老子が知ったらどんなに嘆き悲しむことでしょう。

せめて私たちも「無為自然な生き方」を実践し身近なところから、夫婦や親子、兄弟などの不仲などの小さな争いがなくなっていけばいいですね。

 


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