2015年12月21日  

夢季家では一昨年と同様に2本の柿の木はわずかな実をつけただけでした。味もあまりよくありませんでした。どうもこの数年は1年から2年ごとに実がついたりつかなかったりしているようです。またお隣の谷口さんや井上のおばあちゃんにイベントの時に少しのお刺身を「おすそ分け」と持っていくといつもただでは帰してくれません。「あれ持っていき。これ持っていき。」と言ってたくさんの野菜やお米をくださいます。「うちんがた畑の野菜はいつでも黙って取っていってよかばい。」と言ってくれます。たいへんたいへんありがたい言葉です。昔ながらの物々交換は心温まるものがありますね。

さて前回先人訓を書きましたがなかなか好評でしたので今回も後半を書いてみます。前回3では「お金の欲は捨てなさい。ケチケチせずにばらまいてあの人は良い人だったと思われて山ほど得を積みなさい・・・。」でした。それではこの続きです。

4・それ(3の内容)は結構だけど表向きです。本当のことを言うとお金は使わずに死ぬまでがっちり貯めなさい。人から「ケチ」と言われてもお金があると何かと大事にしてもらえます。誰でも優しくしてくれます。内緒だけれどこれは本当です。

5・昔の事はみな忘れてしまいましょう。「むかしの自慢話」はしてはいけません。「がんばって功績をあげた時代」はもう過ぎたのです。いくらがんばろうと力んでも今では体も思うようになりませんし物忘れも多くなりました。あとは若い者にまかせるのがいちばんです。

6・わが子や孫や友人知人たちがどこからでも遊びにきてくれるように年をとりましょう。ボケたらだめです。そのためにも何かひとつでも趣味を持ちましょう。そうしながらせいぜい長生きいたしましょう。

先人訓後半でした。お隣の谷口さん(84歳)や井上のおばあちゃん(84歳)と時々言葉をかわすととてもあったかい気持ちになります。そのように年をとっていきたいものだと常々思っています。
そういえば昨日谷口さんと庭でおしゃべりしました。「井上さんがこの間耳鼻科に行きんしゃったとばってんそしたら先生から“井上さん、あんたは200歳まで大丈夫ばい。”て言われたげな。あはは。」


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