2011年3月3日  

夢季家の梅もこれから見ごろになり春を匂わせるようになりました。
鳥たちも少しづつ動きが活発になり、梅の枝にも留まっては飛び留っては飛び、えさでも探しているようです。

FP21では今年度より「寺子屋」を新たに始めるようになりました。学校でも会社でも教えてくれない「人生の学び」を「(一方的に)教えるのでなく(自ら)教わる場所」が寺子屋です。昨年は「あなたも先生!お料理教室」を実施しました。誰が先生というのではなく「我が家の自慢の料理やケーキ」をみんなで作りながら「教え」「教わり」ました。
大切なのは、「できない人」が「できる人」から教わり、そして「できるようになること」ですよね。「体験」することなんです。
テーマはジャンルを問いません。バーベキューの火おこし、魚のさばき方、介護施設のいろいろ、干物の作り方、やさしい論語・・。
どれも子どもも大人もいっしょに学べることです。
昔は生活するうえで必要だったので自然に親から子へ伝えられていたことですが、現代ではあらゆる面で便利になり合理化されたため、「別にできなくてもいい。」「必要でもないし。」と思われがちです。
でもそのような今だからこそ江戸時代の暮らしから学ぶものがたくさんあるように思えてなりません。
食べ物にしても体に良いものが少なくなり、コンビニ通いが常。電気もガスも使い放題。
ボタン付けもできない、ぞうきんも縫えない、魚をおろすことはもちろんまともに料理もできない女性が増えています。そんな母のもと子どもたちは、どのようにして成長していくのでしょう。
高齢者の方々はいろんな事を知っておられます。でもそれを次の世代に伝える場所もないしチャンスもないのが現状ではないでしょうか。彼らの知識や体験はそれこそ一代限りの「偉大なるソフト」です。そういうものを後世に伝える場を提供するだけでも意味のあることだし社会貢献の言一端にでもなるのではないかとわたし達は考えます。
江戸の暮らしにもどる必要はないのですが、すこしでも「正しい」と思われる生き方を実践し身につけていきたいものですね。だれでも「できなかったこと」ができるようになれば嬉しいですよね。


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