2016年2月18日  

皆さんこんにちは。2月に入り寒暖の差が大きくまたインフルエンザも今年は遅れ気味でピークをむかえ油断ができないきょうこの頃です。皆さんもうがい手洗いは忘れないようにしてください。
夢季家は今年梅のつぼみが少なく紅梅はまだあまり咲いていません。しかし鳥たちは1日1日暖かくなって春が近づいていることを知らせてくれています。もうすぐ待ちに待った春ですね。

さて今回は負ける訓練のお話です。昨年あるセミナーで「後出しジャンケン」なるものをグループでやりました。相手が出した直後に「グー・チョキ・パー」のいずれかを出すわけですが、そのルールが「負けた人が勝ち」だということなのです。今までずっと「ジャンケン」というものは「勝つ」ためにやってきました。なのでその「後出しジャンケン」で「負けよう」と努力はしてみるのですが、なかなか難しいものがありました。これまで私たちは無意識に「勝つ」ことが頭の中にインプットされ長い間過ごしてきたようです。そこで思いっきり視点を変えて「勝とう」とか「自分をよく見せよう」とか思うことをやめ「自分でできるところまでやってみよう。失敗してもいいや。負けてもいいや。」と思ってことに臨んでみると、なんと驚き「楽ちんではないか!」ということに気づく日がありました。
先日ある方から講師の依頼がありましたので気持ちよくお引き受けいたしました。ここのところ講師の依頼は断り続けていたのでホントに久しぶりで5年ぶりぐらいでしょうか。これまでの私であれば使命感を背負って「ちゃんとした話をしなければ」とか「自分をよく見せよう」と構えて意気込んでいましたが「負ける」訓練のチャンスだと思い、あえて練習をせず「自分が大したものでもなく頼まれたからお話しするだけ」と肩の力を思いっきり抜いて当日に臨みました。過去の自分であれば練習を重ね気合いも入れガチガチになって臨んでいたのですが、今回は不思議とあまり緊張もせず気も楽で楽しく話すことができました。
「かっこよく見せよう」とか「勝つこと」ばかりを意識して生きていると「鋭くとがった人生」になりがちです。「とがったもの」は「丸く」、「煩わしくもつれていたもの」は「解きほぐし」、「まばゆい光」は「やわらかく」。人生「1つでも多く勝って自分をギラギラ光らせたり見せびらかしたり」せず、また「偉ぶらず高ぶらず」「複雑な事は単純に」「刺激的な事は穏やかに」。負けてみて負けてみて初めて学ぶこともたくさんあります。また「負けながらひっそりと輝く生き方」などなかなかいいものかもしれません。


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