笑顔のブログ

老後のこと 退職後編

2020年11月18日  

 

ブログの更新を忘れていました。10月の原稿です。すみません。

めっきり秋らしくなり夢季家の柿も毎週収穫できるようになりました、レモンも柚子も今年は昨年よりずっと数が多くなっているようです。また11月3日には糸島の会員さんの畑で5月にみんなで植えた芋の収穫、「芋掘り」を子供たちが楽しみにしています。春に植えたものがしっかりと育ち秋に実をつけその自然の恵みを私たちがいただく。私たちも自然と共に生かされ生きているようです。

さて前回は老後資金をテーマに若者向けまたは老後資金の考え方を書きましたが今回は定年をお迎えになった方々が実際にどのような生活をされているか、また資金についての使い方の実例をおはなししましょう。会員の「鈴虫さん」は「子供たちは独立したので子育てのご褒美としてこれからの人生を楽しむため自分たちのためにお金を使います。」と言っておられました。海外にも行かれていましたが、今はGO TOトラベルでもっぱら国内旅行を楽しんでおられるようです。また「トンボさん」は今まで働いて貯めてこられたお金はほとんどと言っていいほど「子供のために残しておきたい。」と言っておられます。子供の将来を考えて子供の住宅資金援助に、また子供たち孫たちみんなでの旅行費用にしたりと家族みんなで楽しむお金になっています。「アリさん」はずっと独身で無駄遣いもせずにコツコツと貯蓄されました。FP21も運用のサポートをずっとしていました。そして一億以上の老後資金が貯まっていましたがもうすぐ退職と言う時にがんが見つかり2年ほどでお亡くなりになりました。両親もお子様もいらっしゃらなかったので「保険金の受取人は兄弟にしたい。」との相談も受けていました。亡くなられた後これまでのFP21とのかかわりをご兄弟にご説明してご本人の意思通りに相続されました。次の「キリギリスさん」は若い時から蓄えをしていなかったので歳をとって病気になっても「病院の治療代がもったい。」と言って病院に行きませんでした。周りの勧めでやっと生活保護を受けるようになり病院に行きましたが、すでにがんが転移しており1年半でお亡くなりになりました。また私の両親は二人とも60代で亡くなりました。当時は60歳から厚生年金も基礎年金もでていましたし家もありましたので60歳からは父の年金(月15万)だけで夫婦ふたり生活していました。通帳にあったのは80万円ほどでした。でも特にぜいたくな暮らしをしていたわけではないので「2000万円」を持っていませんでしたが、ほとんど困らなかったようです。俗に言う「老後の暮らし」は、さまざまです。歳をとると若い時のようにお金を使わない、使えないのも確かです。前号でもいいましたが「老後資金は2000万円ないと・・。」という政府の発表は、私は「意味のないもの」だと思っています。老後の暮らし方に正解はありません。みなさんが「こうしたい」と思った暮らし方がみなさんにとっての正解のような気がします。


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